ぶらり散歩!発見22~伏見稲荷大社 逆走あり~

2019/05/17(金) すべて街歩き

観光客用のアメリカのサイト「トリップアドバイザー」で人気の日本観光スポットという特集を組み、ここで「伏見稲荷大社」Fushimi Inari Shrineが2014年の第1位に輝いたことから年々観光客が増え続けているのは、みなさんもご承知の通り。

伏見稲荷に行くわけではないけど、車で本町通を通らなければならないとなると、かなりの時間的・精神的余裕を要します。

今回は、表参道からではなく、違う方面から行くルートのうちの一つをご紹介。

お稲荷さんのすぐ近くに「ぬりこべ地蔵尊」というお地蔵さんがあります。

京阪深草駅からのルートでご説明しますと、徒歩でこんな感じです。

 

ここは、「歯痛封じ」にご利益があるお地蔵さんです。

もともとは、よくある痛み封じのお地蔵さんとして祀られていたそうですが、時代を経る中で歯の痛みの平癒を願った人が出没し、その後、この歯の平癒を願った人は見事に歯の痛みがなくなって平癒に至ったことから、いつにしか「歯痛封じ」のご利益が広まったと言われているようです。

お地蔵さんが土壁で造られた覆屋(塗り壁)に祀られていることや、痛みを封じ込める=ぬり込めるということからこの名前がついたという説があります。

お地蔵さんの前には「身代わり石」があり、この石を撫でた手で、自分の身体の痛い部分をさすります。

毎年6月4日には「歯供養」と呼ばれる行事が執り行われ、参拝者には「ぬりこべ地蔵」で供えられていた、幾多の歯ブラシの中から1本ずつ参詣者一人一人に配布されます。

遠方にお住まいの方で「ぬりこべ地蔵」のご利益に授かりたい方もおられると思います。

しかし遠方にお住まいだと訪れるタイミングを見図るのも容易ではないと思われますが、なんと!ハガキに祈願を書いて送ると「ぬりこべ地蔵」へ供えてくださるそうです。

送り先は、 「〒612-0882 京都府京都市伏見区深草藪之内町26」

でも、「京都市 伏見稲荷 ぬりこべ地蔵」でも届くらしいです! すごいですね~(*゚ロ゚)

さて、ぬりこべさんを背に左へ進みますと、「ここから先は森?」という感じの場所に行き着きますが、躊躇せず進みます。

秋はどんぐり三昧な場所です。 進んでいくと、千本鳥居が見えてきますが、その手前に・・・

キツネは二匹が勾玉を持っていて,そこに丸い穴が開いています。

利き腕ではない方の手で小石を投げ入れその穴に石が通過すると願い事が叶うといわれています。

私も来るたびに挑戦していますが、なかなか入りません。

本殿から上がってきた場合、千本鳥居入り口右手にあります。うっかり見落としがちですのでご注意を。

お正月でなければ、人出はこんな感じ。

それでも多いですね。

境内は砂利が敷いてあるところが多いのですが、なぜかとても歩きやすい・・・ その理由はこれ

砂利が動かないようにマス目に鉄の枠が施されています。

さらにその下に舗装転圧がされているので砂利があちこちにばらけてデコボコならないようになっているんですねぇ。

さて、本殿参拝後は、裏参道から退場します。

この裏参道、以前はびっしり出店が並んでいましたが、近隣住民の生活道路でもあるため、普段は鳥居より西側の出店はなくなっています。

人気の伏見稲荷、 いつもと違う道から行ってみませんか?