【閲覧注意】掃除前の排水口の画像が表示されます
春から初夏の頃に、
- 排水が調子悪い
- 台所からポコポコと音がする
というお問い合わせが増えます。
家庭排水には、残飯や油など、様々なゴミが混入しています。
排水桝は汚水を「固形物」と「水分」に分離し、水分だけを排水管に流すことで「つまり」を防いでいますが、固形物は排水桝の内部にたまるので、定期的に点検・掃除をしておかないと、「つまり」を起こしてしまいます。
一戸建ての場合、家の外に「おすい」と書かれた蓋があります。
勇気を出して一度開けてみてください。
準備するもの
●汚れてもいい服装
●マスク・手袋
●ふたをあけるマイナスドライバー
●ゴミをすくう穴あきお玉やスコップ
●すくったゴミをいれるビニール袋をかぶせたバケツ
●トイレ掃除用のブラシ
それでは、ふたの凹みのところからマイナスドライバーで開けてみます。
お食事中の方はご遠慮ください。
築8年、パイプユニッシュなどはされたことはないそうです。
揚げ物はヘルシアをお使いで、油を張っての揚げ物は皆無に等しいとのこと。
それでもこんなことになるんです。
この、ドロドロの汚れを、おたまなどで除去します。
さすがに結構な量ですが、小さなゴミでも油で固まってしまい、レンガのような岩のような塊がゴロゴロ出てきました。
ゴンゴンたたくとバラけるやつと、ゴロン!てそのままのやつと・・・
「小指の爪」くらいの大きさくらいまではすくったほうがいいそうですよ。
油が固着する事で水が流れるスペースが狭くなってポコポコ音がしたり、配管が抜けたり、逆流してきます。
固着した油かすは割りばしやブラシ、金ばさみなどを使って油の塊を砕いてください。
ゴミをすくい終わったら、あとは水を流します。
このときに「高圧洗浄機を使ったらどうだろう?」と思いがちですが、思いっきり跳ね返ってきて悲惨なことになりかねません。
ホースやバケツで十分です。
こちらのお宅は、お風呂の排水や洗濯機の排水時に台所からポコポコ音がしていたそうですが、掃除をした夜のお風呂の排水時には音はしなかったそうです。
悲惨な状況になる前に、2ヶ月に一度はパイプクリーナーを使ったり、半年~1年程度に一度はますの点検をしましょう。
パイプクリーナーの紹介も載ってます
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